マツダ RX-VISION 制作記 2/31/24 フルスクラッチ■RX-VISION |
リトラクタブルヘッドライトをオマージュしたアイラインはこの車の大きな特徴です。 そしてここが点灯することがデザインの一部となっています。 電飾モデラーを目指すわけではありませんが、ここだけは光らせたい。 時間がないというのに分割し、クリアレジンでの複製を試みます。 |
タイヤに戻ります。スポークを接着し、サフを吹いて表面を整えます。 |
今回は複製しないと言いましたが、タイヤばかりは複製して製作します。 シラスコン#8000でまずはシリコン型の片面を製作。 |
離型材を塗布して反対面の型を製作します。 原型の細かなところや穴の部分は、シリコンを糸状に流し込むと気泡が残り難くなります。 |
今度は窓枠の加工です。 先に絞っておいたダミーウィンドウを切り離し、ウィンドウとのはめ合わせ具合を確認しながら窓枠を一段削っていきます。 |
ウィンドウは絞ったパーツで作り進めていましたが、形状が今一つだったためここで方針転換。 絞らずに平板で製作することにしました。パテを使って窓枠を更に仕上げていきます。 テールランプもプラ板とプラパイプで製作。 接着剤が乾いてからプラパイプの長さを調整します。 |
【名古屋オー集前日 11/21 制作時間15時間】 えぇ、名古屋オー集前日の朝の様子です。なんだこの茶色い物体は!?(笑) この状態でもまだ間に合わせようとしていた俺、ナ〜イスガッツだ!(笑) とにかくまずは塗装可能な状態にするために表面を磨いていきます。 |
アイラインの電飾は流石に諦め、ボディに接着して一体化し、最初のサフを吹きます。 まだまだ表面は荒れていてスジ彫りもガタガタです。 溶きパテで傷を消し、いつものようにスジ彫りも溶きパテで埋めます。 |
乾燥を待つ間、タイヤの複製作業に取り掛かります。 シリコン型にナイフでランナー、ゲート、湯口を作ります。 パイプ部分は普通にレジンを流し込んだだけでは充填不良となるため、型を合わせる前に流し込んでおきます。 それから通常通りに型を合わせて注型します。 |
スポークの一部が欠損してしまいましたが、離型前に部分的にレジンを追加したり、ポリパテで修復するなどして4本複製が完了しました。 再びボディに戻ります。マスキング磨きをしながらひたすら表面を整えます。 一度パテで埋めたスジ彫りも彫り直してシャープにします。 スジ彫りはいつものようにパテ埋めとスジ彫りを3回くらい繰り返して仕上げます。 |
粗方仕上がったので黒サフを吹きました。 消えたと思った傷も黒だと目立ちます。まだまだ磨きは続きます。 |
ようやく表面処理も許容できるレベルになりました。 完成後黒くなる部分はこのサフ色をそのまま活かすためマスキング処理します。 そうこうしている内に夕方になり、Amazonより荷物が届きました。フロントグリル用のメッシュです。 物流も活かした分刻みの段取りで作業は続く!(笑) |
オー集前日の夜8時半。多くのモデラーがウキウキしながら荷造りしているであろう時間帯に、決死の様相でボディの塗装を開始する者ありけり(笑) 30分おきに、ウィノーブラック→Exシルバー→GXディープクリアレッドの順で塗装。 重厚感を出すためにディープクリアレッドを選択しましたが暗い! レッドというよりマルーンだ。塗り直す時間がないためそのまま進めます。 |
ボディを乾燥させている間に小物の塗装を行います。 ホイールはガンメタで塗装後マスキングし、タイヤをタイヤブラック+艶消しブラックで塗装しました。 ディスクブレーキはSHINARIのパーツを流用します。 |
未乾燥ですがお構いなしに磨き作業を行います。クリア3回吹き後中研ぎを行い、更に2回クリアを吹いて本磨きを行いました。 磨いた瞬間一瞬光沢を放ちますが、あっという間にくすんでしまいます。 また塗膜が柔らかいので、何かに当たるとすぐ凹んでしまい何とも汚らしい仕上がりです。 アイラインはエナメルのホワイトを筆塗りです。 |
深夜2時半過ぎ、フロントリップを製作します。 ハサミでプラ板を超適当にカット。即行で艶消しブラックで塗装します。 ウィンドウの枠も同時に塗装します。 |
内装も作んなきゃ! ロドスタのパーツを流用し、干渉する部分を大胆にカット。そしてプラ板にペッと貼り付け。 間髪いれずにまとめて黒一色で塗装します。もう何も考えることが出来ない状態です(笑) |
シートも黒で塗装し、マスキング後赤を塗りツートンに。 「いや、時間ねぇからそこは黒のままでいいだろ!?どうせ形も違うのに。」 と一人ツッコミしながら、要らぬ拘りで自分の首を益々絞めていきます(笑) |
ウィンドウを接着。エンブレムもSHINARIから流用し接着。 完成したシートも両面テープで貼り付けます。 |
全てのパーツを取り付け、朝6時に遂に完成(仮)!!
即座にロータリーエンジン型の専用ベース(これも私的には重要!)を仕上げ、名古屋に向け出発しました。 以上がRX-VISION完成までの顛末です。流石に完成度は低いものの、中々の達成感を得ることが出来ました。 東海地区モデラー故名古屋オー集に意地で間に合わせましたが、横浜や大阪だったら多分無理でした。 |
嵐が過ぎた後のような作業机は翌日片付けてスッキリ。
大変な3週間、延べ60時間の作業でしたが、ここである事実が発覚。
「60時間ということは2日完徹すれば3日で出来るのか?」 あぁ、更なる挑戦が待ち受ける(笑) 机上のRX-VISIONは、実は4週間そのままで埃を被っています(笑) さて、そろそろ作業を再開しますか。 |
久しぶりに制作再開です。まずはプロポーションの修正です。 やはり慌てて作ったので煮詰め切れていない感がありました。 ボンネットは薄く、そしてリア周りを中心にブラッシュアップしました。 ヘッドライトは当初の予定通り電飾化するために、もう一度切り離しました。 |
ヘッドライトの上のラインが山なりで若干優しい表情になっていたので、逆Rにして厳つさアップです。 スジ彫りもパテで埋めて彫り直しました。 |
ダクト類は開口しました。裏からメッシュを入れる予定です。 |
灯火類は当方初の電飾化予定。LEDが組み込める形状にし、後でクリアレジンで複製します。 |
特徴的なストップランプはクリアレッドのランナーから削りだして作ります。ここも光らせたいですね。 |
ブラッシュアップが続きます。特にリアはパーツ自体が未完だったので、情報量が増えて格好良くなりました。 |
ストップランプを発光させるために、LEDを仕込むためのパイプを設置しました。 試験点灯してみましたが、うまくいきそうです。この後端面を残して塗装する予定です。 |
ボディの修正が完了しました。塗装を残したまま加工したので、修正箇所が良く分かります。 |
サフを吹いて表面を仕上げていきます。 その前に、ストップランプは端面をマスキングしてシルバーで塗装しておきます。 サフ吹きと磨きを何回も繰り返して傷を消していきます。 |