愛車を作ろう！Full Scratch Modelling Cars

マツダ　ユーノス500 20G　制作記 2/3

1/24 フルスクラッチ

■EUNOS500 20G（XEDOS6）
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_091 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_092 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_093 　リアのシートベルトの引き出し口は、本当はＣピラーの裏側にありますが、部品分割の関係上アレンジしてシャーシ側へ取り付けました。 スリットはもう少しシャープに仕上げないといけませんね。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_094 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_095 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_096 　ハンドルの制作です。まず1.2mmのアルミ線を適当な丸棒に巻いて丸く加工し、T字型のプラ板を接着します。 そこへポリパテを盛り、削り込んで仕上げます。 ハンドルコラムは2mmのプラ丸棒にポリパテを盛り付けて作ります。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_097 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_098 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_099 　鍵穴は伸ばしランナーにエッチング鋸で溝を掘り、真鍮パイプと組み合わせてハンドルコラムへ埋め込んで作りました。 実際とは少し形状が違いますが、雰囲気は出ていると思います。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_100 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_101 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_102 　ハンドルコラムの裏面にはチルトレバーをモールドしてみました。完成後は見えませんのでここも形状はアバウトです。 ワイパー／コンビスイッチは真鍮パイプと洋白線の組み合わせです。
　ハンドルが付くと車らしくなりますね！
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_103 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_104 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_105 　サイドブレーキは2mm角プラ棒とポリパテからの削りだしです。 シフトレバーは0.9mm真鍮線にポリパテを持って整形し、伸ばしランナーでボタンを作りました。 フットレストは0.3mmのプラ板に溝を掘ったものです。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_106 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_107 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_108 　ペダル類は1mmのプラ板で作りました。複製時のレジンの流動性を考慮し、やや厚みを持たせています。 特徴的なオルガン式ペダルも完成し、内装は完成が見えてきました。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_109 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_110 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_111 　リアシートベルトのバックルを制作します。 バックルの四角穴はプラ板で四角に囲った後に周りを削ることで綺麗に加工できます。 バックルは1部品にまとめて接着し、実車同様シートに収納した状態を再現しました。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_112 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_113 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_114 　Bピラーはプラ板の積層です。窓の周りのモールは後で洋白線で再現するつもりですのでピラーの一部を削っておきます。 窓枠には内側からエバーグリーンの0.5×1mmのプラ材を貼り段差を付けます。
　久しぶりに全体像の写真をアップします。いつになったら完成することやら・・
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_115 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_116 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_117 　0.5×1mmのプラ材を前後の窓枠にも貼り、ポリパテで天井との段差を埋めます。 ポリパテは指で直接刷込むように塗ると滑らかになり、後の作業が楽になります。 サンバイザーの取付け部を一段削り、溶きパテとサフで仕上げます。 サンバイザーはプラ板と伸ばしランナーで作りました。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_118 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_119 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_120 　ドアノブを作ります。まずは帯状の1mmのプラ板のセンターに軽く溝を掘り、4枚に切断して重ねあわせ、ノブ形状に切り出します。 ばらした後先ほどの溝の部分で上下にカットします。これで4つのドアノブを同じ形状に切り出せました。 切り出した下側のパーツをリューターでえぐります。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_121 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_122 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_123 　上下のパーツを合わせ、0.5mmのプラ板に貼り、周りをカットして仕上げます。 ボディ側にノブ形状の穴を掘り、ドアノブを埋め込みます。研ぎ出し時のことを考えて接着はせず、別パーツ化しました。
　お次は間違いを教えて頂いたサンルーフの加工ですかね。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_124 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_125 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_126 　サンルーフを作ります。天井裏に穴を開け、天井裏の形状もリューター・彫刻等・ノミ・ヤスリ等を駆使して形状を整えます。 穴の内周にエバーグリーンの細板をマスキングテープで保持しながら瞬間接着剤で貼り付けます。 ルームランプの盛り上がりはプラ板で再現します。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_127 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_128 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_129 　全体は磨き→溶きパテ→磨き→サフ→磨き・・・の順に10回以上かけてようやく滑らかになりました。 サンシェードはプラ板で作ります。後で開き状態に改造し易いように別パーツ化しておきます。 途中、少しサイズが小さく感じたので約1mm穴を広げ、サンシェードも延長しました。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_130 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_131 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_132 　ルームランプはプラ板を重ねて作りました。スポットランプは外周を伸ばしランナーで囲み段差を表現しています。 スイッチは共に0.14mmのプラペーパーです。資料を提供して頂いたおかげでそれらしく仕上がりました。でもアシストグリップを忘れていますね。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_133 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_134 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_135 　お盆休みを利用して何とか原型を完成させたかったのですが、結局無理でした。
　プラ板でアシストグリップとトップカウルを追加しました。 窓の形状を少し修正しました。全体的にやや直線的な形状に削り込み、Cピラー部は内側にパテを盛ってCピラーをやや太らせました。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_136 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_137 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_138 　天板、前後のウィンドウにモールの加工をしました。 重ねたマスキングテープをガイドにしてエッチングソーで加工しています。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_139 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_140 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_141 　ダッシュボード天面の形状が丸く盛り上がり気味でしたので削り込んで平らに修正しました。 スピーカーグリルの形状もおにぎり型から台形に修正しています。
　ランプ類のリフレクターは今までボディと一体でしたが、加工性と塗装時の作業性を考慮し開口して別部品化します。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_142 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_143 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_144 　開口した穴にポリパテを詰め、硬化後に取り出して加工します。 ロービームのレンズはスチールボールを埋め込み再現しました。 ウィンカーには透明の中蓋があり、カットパターン数は少ないですがこちらも再現しました。 このあたりはオーナーさんの資料を参考にさせて頂いています。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_145 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_146 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_147 　フォグランプは透明樹脂の塊として複製するつもりですので、表からカットパターンを入れました。 裏側には凹みをつけましたので完成品ではランプが入っているように見えると思います。 止めねじのモールドを忘れていましたので後で追加します。
　で、結局ここまで！中々難しいですね。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_148 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_149 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_150 　左右で形状が違う特徴あるドアミラーを製作します。 まずミラー形状に切り出したプラ板にプラペーパーを巻き付けます。 次に三角に切り出したプラ板に先程のミラーをプラ板の細切れで仮固定し、ポリパテで肉付けします。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_151 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_152 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_153 　あとは削り出して筋彫りし、サフで仕上げます。 ゼロヨン兄様に教えて頂いたデータでそれらしく出来たかな？
　それにしても左右でドアミラーの形状の違う車って他にあるのでしょうか？
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_154 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_155 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_156 　次はマフラーです。マフラーカッターはプラ棒にプラペーパーを二重巻きにして固めたもので作りました。 複製を考慮し、中を充填しますが一段引っ込んだ形状にしたいと思います。 まずはポリパテを充填します。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_157 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_158 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_159 　ポリパテが生乾きの状態でゆっくりと押し込んでやると結構うまく出来ました。 残りの部品はプラ板とアルミ線で製作しましたが見えないので適当です。
　本日会社の会長より「目標90%達成で道半ばと思え」と言った訓示を受けましたがその通り、あと一歩が遠いです。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_160 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_161 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_162 　ワイパーの製作です。1mmのプラ角棒をワイパーアームの形状に曲げた後削り込んで形を整えます。 運転席側にはプラ板で作ったワイパーフィンを貼り付けます。 ブレードは汎用のエッチングパーツを使用する予定です。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_163 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_164 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_165 　シャーシとボディをネジ止めするためのネジ受け部の支柱を追加しました。
　フロントバンパーの穴から中が丸見えですのでラジエターっぽい壁を作り隠します。 汎用のエッチングパーツを使用しそれらしくしました。あとナンバープレートの取り付けステーも追加しました。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_166 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_167 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_168 　サイドマーカーを作ります。1.5mmのプラ板の断面をサイドマーカーの形状に削り、カットすることで左右同形状で作れます。 ボディ側面に穴を彫り、パテで修正しサイドマーカーを埋め込みます。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_169 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_170 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_171 　各レンズにカットパターン等を彫ります。細かいので実際より間引いています。 Bピラー裏に付くシートベルトのバックルはプラ板と真鍮線で作りました。 ルームミラーはランティスからの流用です。作り方はドアミラーとほぼ同じです。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_172 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_173 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_174 　さて、大変長らくお待たせしましたが、ついに原型が完成しました！ 以前に製作には半年ほど掛かると言いましたが、実際にはここまでで約7ヶ月掛かってしまいました。 まだ傷が残っており磨き足りませんが、きりがないのでこの辺で止めておきます。
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_175 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_176 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_177 　似てる似てないはご覧になっている皆様のご判断を仰ぐとして、自分としては中々かっこよく出来たと思います。 ユーノス500のデザインは360°死角なしですね！
ユーノス500 フルスクラッチ制作記_178 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_179 ユーノス500 フルスクラッチ制作記_180 　まだまだ第1章の「原型編」が完了したに過ぎません。 今後の「複製編」「完結編」にご期待ください！

「EUNOS 500 制作記 3/3」へ続きます。


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