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マツダ ロードスター RF 制作記 1/3

タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.342 マツダ ロードスター改造

■ROADSTER RF (MX-5 RF)


タミヤ マツダNDロードスター 制作記-001 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-002 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-003  新型ロードスターのリトラクタブルハードトップモデル、「ロードスター RF」です。 クローズド時の美しさに拘ったファストバックスタイルとなっています。 タミヤロードスターのキットは発売時2個購入しましたが、当初より1台はこのモデルを制作する予定でいました。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-004 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-005 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-006  キットの改造ということで、いつもと手順が違って作り方を考えるのに少々手間取りましたが、今回はバキュームフォーム等プラ材を主にして作っていこうと思います。 まずはバキュームの原型ですが、これはケミカルウッドから削り出します。大まかに削り出したらキットとの隙間をポリパテで埋めます。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-007 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-008 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-009  形ができたらバキュームフォームするため、プラ板の厚み分さらに全体を削ります。 今回は0.5mmのプラ板でバキュームフォームしますので、大体それくらいを目途に削ります。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-010 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-011 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-012  原型ができたので自作のバキュームフォーマーで絞りました。内側が絞り切れていませんが、ここは改めてプラ板で作り直す予定なので気にしません。 ちょっと0.5mmでは薄すぎた感がありますが、これを芯にこれから形を整えていきたいと思います。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-013 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-014 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-015  トランク周りの分割線がノーマルとは異なります。 筋掘りを埋めたりツギハギで作ると、消したラインが経年変化で浮き出てくる恐れがありますので、一枚板で作り直すことにします。 同時にカットしたマスキングテープで左右対称形状にカットしたあと、1mmのプラ板でフタをしました。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-016 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-017 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-018  バキュームフォームで作ったトップパーツの後端部をカットし、プラ板とポリパテで形を整えます。 リアのウィンドウはまだダミーです。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-019 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-020 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-021  サイドウィンドウの余分な箇所もカットしました。これで基本形状が大体見えてきました。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-022 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-023 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-024  当初よりルーフの可動は実践する予定でした。 まずはソフトトップ収納部をカット。続いてリアルーフの形状をポリパテで修正しつつ、ルーフを3分割にします。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-025 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-026 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-027  リアガラスの枠をプラ板で製作し、ミドルルーフと共にエアタイトゴム部分もそれらしく作っておきます。 実車はフロントルーフ、ミドルルーフ、リアガラスが折り畳まれ、リアルーフで蓋をする機構ですが、模型では複雑過ぎて精度・強度が保てないと判断。 そこでミドルルーフとリアガラスを一体化して、機構もできる限り簡略化したオリジナルの機構にしようと思います。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-028 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-029 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-030  リアガラスが折り畳まれず収納スペースに余裕がないため、干渉部を削っていきます。 フロントルーフにもヒンジを設けました。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-031 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-032 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-033  それにしてもこの狭いスペースに「ルーフを納めろ」と要求するデザイナーと、それを「実現してしまう」技術者はどちらも正気の沙汰ではありませんね(笑)

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-034 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-035 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-036  リアガラスにもプラ板でヒンジを付け足しました。何とかうまく納まりそうです。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-037 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-038 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-039  横から見るとこんな感じですね。形状がガタガタですが、今は要素試作的に回転軸の位置や各アームの長さを調整しながら実現可能か探っている状態なので、後で部分的に作り直す予定です。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-040 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-041 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-042  本当にシビアな位置調整が必要で、ベストと思われる位置・形状を見つけるまで数日かかっています。穴だらけになっていますが、その苦労の一端がお分かりいただけるかと思います。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-043 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-044 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-045  さて、機構が固まってきたので各リンクパーツをブラッシュアップしていきます。 干渉を最小限にするために、できるだけコンパクトに作り直していきます。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-046 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-047 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-048  回転軸の一部がインテリアにはみ出していますが、ここはカットしてしまうと軸が安定せず、その他もろもろの事情でそのままにしていますが、幸いシートとは干渉しないので後で蓋をします。 インテリアと同色で塗っておけばまず気にならないでしょう。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-049 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-050 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-051  当初、フロントルーフとミッドルーフはマグネットで吸着させ、吸着させたまま一旦トランク前に収納し、その後リアフード収納時にフロントルーフを押し倒す案で進めていました。 しかしやはり実車のようにフロントルーフが折り畳まれながら収納されるようにしたかったのでリンクを増やしてみましたが、結果的にうまくいって満足です。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-052 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-053 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-054  この可動モデルを作る上で配慮しなければならないのは、この後の加工や塗装、可動の調整やメンテナンスを考えて分解できるように作ることです。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-055 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-056 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-057  可動軸には真鍮線を使いましたが、たわませて各部品が分解できるようになっています。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-058 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-059 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-060  4軸可動となっていますが、要は四角形のリンクを平行四辺形状に押しつぶす構造です。 機構は非常に単純ですが、この真鍮線の曲げ角度の調整がかなりシビアなため、恐らく塗装後に再調整が必要になると思われます。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-061 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-062 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-063  RFのリアクォーターガラスはガラスではなく、デザイン上のダミーです。 リアルーフからカットし、断面に細切りのプラ板を接着。その後カットしたパネルを一回り小さく削って再接着しました。 次に可動部分の製作です。まずはプラ板でステーを製作します。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-064 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-065 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-066  ステーはリアルーフに接着。可動軸は真鍮線で作り、トランクフードの裏に軸受けを取り付けます。 軸受けを真ん中1箇所にすることで真鍮線がたわみ易くなり、リアルーフの脱着もやり易くなると考えました。 続いて2つ目の可動軸を作ります。

タミヤ マツダNDロードスター 制作記-067 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-068 タミヤ マツダNDロードスター 制作記-069  最初に作った真ん中1箇所の軸受けは、作動時に少しふらつく感じがしたので取り外して切断し、2か所に変更しました。 懸念していたリアルーフの脱着性も問題はありませんでした。その軸受けに被せるように、第2の軸受けを取り付けました。 狙い通り完成後もリアルーフは取り外せます。

マツダ ロードスター RF 制作記 2/3」へ続きます。



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