XEDOS6 制作記1/2FORMULE KIT 1/43 ガレージキット■XEDOS6 |
詳しくはありませんが、「1993 FIA Touring Car Challenge」と「1993&1994 BTCC(British Touring Car Championship)」の参戦車がキットになっているようです。 デカールだけは運よく全て手に入れることができました。折角ですので複製して何台か製作したいと思います。 |
キットの出来ですが、気泡やバリも比較的少なく良好です。 全体的に少しぽっちゃりした感じがしますが、上の完成品の写真でも分かるように、フロントグリルからボンネットにかけての厚みが少し気になります。 |
ヘッドライトは黄ばんでいますがとりあえずバリを取って整形しました。 タイヤもゲートをカットして荒めのペーパーでバリを取り除きました。 その他の主要パーツのバリも除去も完了です。 |
シャシーは収縮しているようなので、プラ版で1mm延長。 フロント下部のダクト(?)のようなモールドは、左右で高さが狂っていたのでカットして位置を調整しました。 処理が汚いので要修正ですね。 |
ボデイ裏の気泡をパテで埋めました。 窓枠の幅が不均一でBピラーも歪んでいます。よく似た色なので分かり辛いですが、光硬化パテを使ってこれらを修正しました。 またやや浅かった筋彫りも全て彫り直しました。 |
ホイールはエッチングパーツで構成されていますので、複製はちょっと難しいです。 よって複製用に自作することにしました。 まずは0.3mmのプラ板と0.5mm角のプラ棒を写真のように切り出します。 角棒は長さを揃えるために簡単な治具を作ってカットしました。 そして各パーツを流し込み系接着剤で接着します。 |
乾燥後、表面を削って平らにします。 次に裏面に3mm丸棒を接着してリューターにチャックし、ペーパー等で削って中央を凹ませます。 成形後、2.2mmの穴を開け、裏打ちしておきます。 |
実は1回製作済でしたが、目が細かすぎたので作り直しています。 2作目の方はまぁまぁ代用になるレベルになったと思います。 センターのナットは、汎用の六角形状のパーツに真鍮パイプを組み合わせて作りました。 これでホイールの原型の完成です。 |
概ねバリの処理や傷等の修復が出来たので、サフを吹いて仕上げました。これから型の製作です。 ヘッドライトはクリアパーツなので単独で型を作ります。予めプラ板の切れ端をくっつけておいてゲートとします。 |
タイヤ&ホイール、そしてフロントグリルは片面取りにしますので、塗料皿へ両面テープで固定。シリコンを流して型の完成です。 その他のパーツはまとめて通常通りの両面型とします。1/43は小さいので全ての型に使用したシリコンは丁度2kgで済みました。 1/24の1/5〜1/4程度で実に経済的です。 |
型にレジンを流してみました。部分的に欠損はありますが、複製品としてはまずまず使えるレベルで出来ました。 色が2種類ありますがあまり意味はなく、単に途中で切らしたので別のレジンに変えただけです。 ヘッドライトはクリスタルレジンで複製しますが硬化時間が長いため数が足らず、まだまだ複製作業が続きます。 出来た部品の中から出来の良いものを選んでいよいよ組み立てです。 |
随分と放置していましたが、久しぶりに製作再開です。 複製した部品の大きな気泡をポリパテで埋め、サフを吹いて状態を確認します。 シャシーはもう少し修正が必要なようです。 |
ボディはこんなものでしょう。内装部品は形もイマイチで傷もまだまだ残っています。 基本キットの形状を尊重するつもりですが、少しだけ手を加えていこうと思います。 ま、ボチボチと進めていきます。 |
センターコンソールが少し寂しいので手を加えます。 0.3mmのプラ板に0.4mmの穴を開け、裏側から0.4mmの真鍮線を挿して瞬間接着剤で固定します。 裏から接着すると接着剤のはみ出しを気にせずに済みますし、長さも揃えやすくなります。 |
元あったモールドを削り落とし、ポリパテを盛った後に新規のスイッチパネルを押し付けて固定します。 はみ出したポリパテを整形してディティールアップ完了です。 |
シフトレバーを真鍮線とプラ棒で製作。 土台の軽め穴ですが、本当はプラ板等で作り直すと立体栄えするのでしょうが、今回はピンバイスで少し深くする程度に留めておきました。 ステアリングの形もあまり良くなかったので修正。厚みがあってイマイチな出来です。 |
ダッシュボードの位置を決めます。プラ板を仮貼りしてウィンドウパーツを想定した隙間を確保しておきます。 位置が決まったらピン打ちし、隙間をポリパテで埋めます。 |
シフトのシャフトの蛇腹部は、リード線をバラしたものを巻きつけて再現しました。 塗装でそれっぽく見えればいいのですが。 |
キットのロールケージは真円度は出ていないし複製するのも大変なので、真鍮線で3台分製作することにします。 1.5mmの真鍮線を半田付けして作りましたが、へたくそでどうしてもダマが出来てしまうので磨いて仕上げました。 3台分製作するのは面倒この上なしでしたが何とか完成です。 |
ドアの内側がのっぺらぼうでは流石に寂しいので、プラ板・パテで追加工作しました。 これでウィンドウの接着代も隠せます。ウィンドウレバーは塗装後に接着します。 |
各部品にサフを吹いて下処理が完了しました。続いてウィンドウを製作します。 写真を撮り忘れましたが、キット付属のウィンドウパーツにメンソレータムを塗ってポリパテを充填します。 ポリパテの塊を取り出し、気泡を埋めたり細かな修正を加えてバキュームフォームの型として仕上げます。 |
自作のバキュームフォーマーでウィンドウを作ります。 木枠に0.2mmの塩ビ板を挟み、電熱器で熱して掃除機で一気に吸い込みます。 綺麗に作るのは中々難しいので、余分をいくつか作って使えそうなものを選別します。 |