マツダ ロードスター(ND型) 制作記タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.342■ROADSTER Type ND(MX-5) |
次にベース固定用のナットをどこに設置しようか考えました。 シートの真下にスペースがありそうだったのでシャシーを見てみると、 穴を開けてくれと言わんばかりのすり鉢状の凹みに、何かを組み込むためのようなリブがあります。 何か汎用パーツでもあるのかなと思いましたが、普段キットを作らないのでよく分かりません。 ちなみに私はM4のナットを使おうと思いますが、そのままでは当然うまく設置できません。 |
仕方がないので凹み位置にピンバイスで穴を開け、M4のネジが通るようにテーパリーマで穴を広げました。円弧状のリブも削り落としました。 |
プラリペアでナットを固定し、さらにポリパテで補強。 シャシー下面へのモールドへのダメージも少なく、問題なさそうです。 |
フロアのパーツにも穴を開けてネジが貫通するようにしたので、ネジの長さに多少の融通が利くようになりました。 続いてシートの裏の肉ヌスミをポリパテで埋めました。 |
マツダコネクトのコントローラーのディティールが少し淡泊だったので、プラ板とプラ棒でディティールアップしました。 ツマミはまだ接着せず、塗装後に接着します。続いてシートベルトガイドを追加工作します。 まずは写真のようにプラ板を切り出します。 |
各プラ板を接着し、シートとの隙間をパテで埋めて完成です。 後ほどシートベルトのバックルのキャッチを追加しますが、ディティールアップはこれだけで済ませてほぼ素組で進めたいと思います。 |
シャシーの塗装です。インストに準じて塗り分けますが、細かく指示されているのでマスキングが大変でした。 できるだけ同色部品は同時に塗りたいし、そのための塗装の順番を考えたり、どちら側の色をマスキングした方が綺麗に仕上がるかなど非常に気を使いました。 |
フロアはタイヤブラックを砂吹きしました。 黒の指定色が多いですがスケールイフェクトも考慮し、ジャーマングレー、ブラックグレー、タイヤブラック等のダークグレー系の色を織り交ぜて、単調にならないようにしました。 |
デカールを貼った部品は艶消しのクリアで軽く保護しておきました。 外装以外の部品の塗装がようやく完了。すごく時間がかかりました。 |
組み立ても凄く緊張しました。接着剤のはみ出しも多々ありましたがタッチアップして誤魔化しました。 間違いなく普段のフルスクラッチの方が気が楽です(笑) |
外装部品の塗装です。当初ボディ色は黒を予定していましたが、模型映えを考慮して赤に変更しました。RX-VISION制作時に購入したスプレーも残っているしね。 というわけで内側を艶消し黒で塗装してからピンクサフを吹き、その上からピュアメタリックレッドを吹きました。今回はピュアレッドと間違えませんでしたよ(笑) |
仕方がないので「木漏れ日」は諦め、より単純な明暗のみの表現で作ることにしました。 マスキングをして明部を塗装してみましたが、境界線がはっきりしていると違和感が大きかったのでやり直しました。 そこで次の方法ですが、まずマスキングテープを貼った後に影を描き込み、剥がしたテープを紙に貼り付け型紙を作ります。 |
両面テープでボディに型紙を貼り付けます。 その際、淵を少し浮かせておきます。ミリタリーモデルの迷彩塗装の要領です。 |
明暗部の塗装は拭き取ってやり直しができるようにエナメル塗料を使い、エアブラシで塗装しました。 練習としてまずはホイールを塗装します。 ラッカー塗料でブラックを塗り、その後軽くメタルブラックを吹きました。 そして光が当たるイメージで、一方向からエナメルのホワイトを吹きました。 |
続いてボディの塗装です。
濃淡を付けつつ慎重に明部にはホワイトを、暗部にはスモークを吹きました。
最後に全体の艶を落とし整えるために、艶消しのクリアをこれまたエナメル塗料で吹きました。 細部を仕上げていきます。シートベルトは手持ちの汎用品を使いました。 バックルのキャッチはプラ材で製作しました。 |
全てのパーツを組み付け完成です! 写真で見るとそれなりに上手くできたように見えますが、実物は変な模様の車にしか見えず、とても艶があるようには見えません。 ですが絵画でも人によっては写真以上に光沢感を表現することもできるので、原理的には製作可能なんじゃないかと思っています。 絵を描くことが得意な方に是非チャレンジしていただきたいと思います。 |