第21回木曽三川マラソン大会参加記録

　いつもフルはまともに走れていないので、年初の大会として参加費の安い「木曽三川マラソン大会」を選んでみました。参加費は3,000円で格安ですが、パンフレットや事前の案内の送付などなく、ミニマムの経費でコストを抑えています。

　コースも河川敷5kmを4往復するだけで交通規制も必要なく、周回コースなのでスタッフの配置も最低限で済みます。参加賞として特大の大根とTシャツも貰えます。

　面白みには欠けますが練習会のつもりでストイックに走る分には問題ありません。さて当日は雨。天気予報をよく見ておらず、曇りと勘違いしていたので雨対策はしてません。土砂降りではありませんが、気温も低くて風もあるため少し心配です。

　今回は私と同じカメラを装着したランナー様とお話ししました。サブ3.5狙いの中々に速いランナー様です。カメラの装着方法も参考になりました。そしていよいよスタートです！

　今までサブ4狙いで撃沈していたので今回はサブ4を諦め、練習会のつもりで「6分/kmペースで最後まで歩かない」を目標としました。序盤周りに影響され速すぎましたが、5km程で狙いのペースに落ち着きました。

　往路は雨風が厳しいものの、復路は無風状態となり少し楽になりました。超平坦なコースですが、周回後半に唯一の坂道があります。ただ距離が短いのであまり苦にはなりません。

　最初の1周が終わり、ラップライムは1:00:33です。予定より速く、サブ4を意識してしまいますが自重します。

　2週目往路です。まだまだ余力も有り、雨風もそれほど苦にはなりません。

　2週目復路です。ここまではペースを抑えないと6分/km以上のペースとなり、抑えて走っています。

　2週目が終わり、ラップタイムは1:01:45です。ほぼ狙い通りです。しかし3週目に突入したところで、自重してきたにもかかわらずまたしてもペースが落ち始めてきました。

　30km付近で7分/km近くまで落ちましたが、スタート地点までの下り坂で一時的にペースを戻しました。

　再び7分/km近くまで落ちました。体も冷えて手が氷のようになり、感覚がありません。かなり苦しい展開ですが、「今回はスタミナを温存したはず」と言い聞かせ、また歩いたりペースが落ちたランナーをかわすことで、モチベーションとペースを再びアップしました。

　遂に38kmに到達しました。2月の紀州口熊野マラソンで、歩かずに過去最長走ったにもかかわらずDNFした距離です。今までの自分を超えましたが、ここでガス欠状態に。やはりこの距離が自分には限界なのか！？

　ペースが9分/kmまで落ちてもはや絶望的。しかし今日ここで走り切らないとフルなんて一生無理だ！足を引きずってでも止まるな！と自分に言い聞かせ、ギリギリの精神状態で走り続けました。そしてゴールが見えてきた！！

　一刻も早く走り終えたいと、最後の力を振り絞ってペースアップ！遂に最後まで走り切ることが出来ました！

　38km以降、非常に厳しい状況でしたが何とか持ちこたえることが出来ました。今日これが今の自分の全力で限界だということが分かりました。

　それでも止まらず走り切ったというのは今後のレースの糧になるはずです。できなかったことがまた一つできるようになり、有意義な一日となりました。

　走っている様子をランナー視点で撮影しましたので、宜しければご覧ください。