第28回青山高原つつじクォーターマラソン三重県伊賀市 室生赤目青山国定公園内道路■2015.05.31(日) |
シーズン最後のレースです。ここ数戦不甲斐ないレースばかりで、練習しなければと言いつつも中々走れていませんでした。 それでも5/2にロドスタが完成し、腰痛もどうやら治まったみたいなので5月は久しぶりに224km/月としっかりと走りこみました。 |
マラソンは1ヶ月程度走り込んだだけでは走力は上がりませんが、少しでも以前の走りが出来ることを期待してレースに臨みました。 このコースは標高800mほどの高原を走る、激しいアップダウンのあるタフなコースです。 |
到着時は肌寒かったですが、高原とはいえ流石に5月末でしかも11時スタートなので、例年かなり暑くなります。 それよりも風がとても強く「暴風」と言えるレベル。雲がものすごい勢いで流れ、テントも飛んでしまうのではないかと思うほどで、スタッフの方が総出でテントを支えていました。 まぁ、風車を設置するくらいなので風が強いのは当たり前なのかもしれませんが。 |
10.55kmのスタート地点は会場から500mほど下ったところ。 高低差もあり、スタート直後が一番きついです。 それでもトレーニングの成果があってか、300mくらいまでは力強く足を運ぶことが出来ました。 |
しかし、300m過ぎたあたりで突然手足から「ストン」と力が抜けてしまい、手足の感覚を失ってしまいました。 フォームもバラバラになってしまい、いきなりピンチです。 |
アップダウンが多い上に(というかここはアップダウンしかない)前半は全体的に上り基調なので、 抜けた力は戻らず、目もまともに開けていられない状態です。 もはや自分でペースをコントロールすることは不可能なので、薄目を開けながら何とか周りのペースに身を委ねて遅れないようにしました。 |
走っているときは余裕がありませんでしたが、このコースは写真の通り非常に良い景色の中を走るので、 調子が良ければ気分よく走れると思います。 |
この風光明媚なコースの中でもやはり一番のハイライトは、風車を間近で見ながら走れることでしょう。 この日は先に書いたように風が強かったので、大迫力の風車が「ゴウンゴウン」と勢い良く回っていました。 |
折り返し地点です。ここでようやく呼吸が落ち着いてきました。 意識もしっかりし始めて、手足の感覚も戻ってきました。 |
下り基調になったこともあり、徐々にペースが上がっていきました。 最初の頃から海外の女性ランナーの方と抜きつ抜かれつレースを展開していました。 平坦・下りは私より速くて前を行かれます。 しかし上りはかなり辛かったらしく、上りに差し掛かったところで必ず歩いていたので、そこで抜き返すということを繰り返していました。 |
ゴール直前はきつい上り坂。抜きつ抜かれつの順番どおり、辛うじて先ほどの女性ランナーより先にゴールできました。 ずっと併走していたので意識せざるを得ませんでしたが、気力を保つのに良い刺激となりました。 |
タイムは51分59秒で、2年前の50分40秒より遅く、昨年膝通で苦しんだ55分21秒よりは速かったです。 平凡なタイムですが、途中から自分の走りが出来たので割と満足しています。 |
レースデータですが、ペースはほぼ一定で後半少し上げています。 心拍数はなぜか読みとりエラーが多発していますが、スタート直後の1km付近で少し苦しくなっていますが、全体的には落ち着いています。 ケイデンス(歩数)も極端な落ち込みはありません。 |
シーズン最後のレースを何とか無難に乗り切り、秋の大会に向けて少し希望が出てきました。 名物のつつじは既に散っていましたが、この景色をゆっくりと眺めながら帰路につきました。 |