第37回 富士裾野高原マラソン大会静岡県裾野市 裾野市運動公園総合体育施設陸上競技場■2013.05.12(日) |
初の県外遠征です。この時期になると、近場で手頃なマラソン大会の開催が少なくなるので少し足を伸ばすことにしました。 この大会はマラソン大会100選に選ばれたこともあり、何より「雄大な富士山を眺めながらのランは最高!」とネットで評判でしたので凄く楽しみでした。 丁度富士山が世界遺産に登録確実とのニュースもあり、更に期待が膨らみました。 |
数日前の天気予報では雨の予想でしたが、何とか雨は降らずに陽も差す天気となりましたが、分厚い雲によって富士山は全く見えません。 仕方ありませんが、わざわざ遠くから出向いたのに本当に残念でした。 |
コースは裾野市運動公園陸上競技場からスタートして富士山に向かって「パノラマロード」をまっすぐ走り、工業団地周辺を2周した後再び陸上競技場へ戻ってくるというコースです。 何といっても高低差250mの難コースです。先日のスペイン村のレースよりきつくなりそうな予感です。 |
今回からは秘密兵器導入で、走っている様子を動画で記録しました。詳しくは後日グッズ紹介のコーナーで取り上げる予定です。 スタートしてまずは珍しい綺麗な青色のトラックを1周弱周回します。太鼓での応援は励みになります。 |
陸上競技場を後にしてパノラマロードに出ます。 序盤の1kmはまだ平坦なので、少し飛ばして4分20秒/kmのペースで入り、まずまずのペースです。 |
1km過ぎからは坂道地獄です。先の見通しが良いだけに、延々と続く坂道を見ながら走るのは流石に堪えます。 それでも先日よく似た特徴のスペイン村のレースを快走した後だけに、今回もうまく乗り切れると思っていました。しかし、序盤から体が重くてうまく走れません・・・。 |
マイボトルを持ってレースすることもありますが、今回はタフなレースになると踏んで、少しでも荷物を減らして負担を軽くするために、給水所を利用することにしました。
走りながらの給水はなかなか慣れませんが、沢山の給水ポイントがあって助かりました。 パノラマロードを上りきり、大野路の交差点を左に曲がって一旦坂道から開放されます。 |
日差しも強くなってきて、かなり暑くなってきました。給水もほぼ全箇所でお世話になりました。 また工業団地委周辺の周回コースも、細かなアップダウンの繰り返しで、坂道地獄から開放されません。 このあたりからいつもと違って完全にスタミナが切れ、次々と抜かれていくようになりました。脇腹も痛み始めてきました。 |
抜かれても全くついていけませんし、気力も沸きません。もう最後まで走りきることだけを目標に気持ちを切り替えました。 給水だけでなく、濡らしたスポンジのサービスや、散水のポイントもあって気持ちよかったです。 このあたりは流石に100選に選ばれるだけあって、きめ細かなサービスだと思いました。 |
周回コースの1周目がようやく終わり2周目に突入です。ここで10kmの選手達と合流し、少し混雑しますが既に歩いている人もちらほらいました。 10kmの人達は大野路の交差点手前で折り返し、競技場へと戻っていきます。私も帰りたい〜(笑)。 しかし現実は厳しく、辛かったあのコースをもう1周するために大野路を左に曲がるのでした。 |
スタッフの女の子のハイタッチで元気を取り戻し、といきたいところですが体力が回復しません。 辛いのは私だけでなく、脱落して歩き始める人が何人かいました。 このあたりから私もいっそ歩いてしまおうかと心の中で葛藤が始まります。 |
周回コースが終わって、残り5kmはほぼ下り坂! しかし序盤で痛み始めた脇腹は更に悪化し、必死に手で抑えながら痛みをこらえる辛い走りが続きます。 周りの人たちは息を吹き返したように飛ばし始めたのでどんどんと追い抜かれていきます。序盤の1km以降、恐らく50〜100人に抜かれてしまい、何とも情けない気持ちでした。 |
ぶっ倒れそうなくらい辛い走りが続きますが、ようやく競技場に戻ってくることが出来ました! あと何メートル? あと何分? 早くゴールしたい!! |
最後は意地で走りぬき、ゴール後に思わず天を見上げます。「生きているって素晴らしい・・・(笑)」 マラソンしない方は知らないと思いますが、写真のように順位が記載された完走証は、ゴール後即座に発行されるんですよ。 さてさて今回の結果は結局どうだったのか。 |