愛車を作ろう!Full Scratch Modelling Cars

Javierさん 1/2


Javier_001 Javier_002 Javier_003  Javierさんがフルスクラッチで制作された「JTCC オペル ベクトラ」です。完成品となっていますが、これは内部の無いソリッドモデルでベータ版だそうです。 現在レジンで複製した部品で内装の制作も行っています。

Javier_004 Javier_005 Javier_006  彼の制作方法ですが、図面を印刷したプラ板で格子を作り、そこへ「Plasteline」と呼ばれる粘土のような材料を盛り付けます。 材料は別として、一度は考えてみる作り方ではないでしょうか?実践しているのがいいですね。 これをレジンで複製し、ディテールを作りこみます。

Javier_007 Javier_008 Javier_009  調べたところ海外では「Plastiline」は造形材料としてポピュラーなものらしく、硬さも色々あるようです。 写真はトヨタ・コロナST191で、今は放置状態だそうです。ソニックは彼の弟が12才!の時制作したものです。 それにしても粘土は何かの拍子に潰してしまいそうで怖いですね。

Javier_010 Javier_011 Javier_012  「Plastiline」はフィギュア制作で使われ、カーモデルでは少ないそうです。彼もレジンや石膏など色々な材料でトライしています。 そしてびっくりしたのは彼が「たのみこむ」のLantisのキットを持っていたことです。LantisはJTCCデカールの準備もされています。

Javier_013 Javier_014 Javier_015  彼はプロになり自作キットの販売を目指しているため、箱絵まで描いています。 そしてなんと私のためにLantisの絵まで描いて頂きました! さらに現在ユーノス500の絵まで制作中です!! お礼にユーノス500のパーツをプレゼントすることにしました。国際交流ってやつですかね。

Javier_016 Javier_017 Javier_018  Javierさんからユーノス500のイラストが送られてきました! 時間を費やし丁寧に描かれたのは一目瞭然で、「FOR KATSU」というのが嬉しいです。 これに見合う模型が作れるのか?敷居が高くなってしまいました(笑)  11/29 完成したユーノス500と並べてみました。良いです!

Javier_019 Javier_020 Javier_021  Javierさんより近況報告です。 石膏で作っていたベクトラAが完成に近づいてきました。 安い材料だけど少し脆いとのことですが、その通りだと思います。でも石膏でもここまで作れるのですね。 天井とボンネットはレジン製です。面白いパーツ分割です。

Javier_022 Javier_023 Javier_024  全体のバランスが良いので丁寧に磨けばかなりかっこ良くなりそうです。 ドアハンドルは私の制作記を参考に製作中とのことです。非常に光栄で嬉しいです。 うまくいくといいなあ。

Javier_025 Javier_026 Javier_027  リアビューもバランス良好です。 この他にもベクトラBの制作にも取り掛かっているとのことです。 更に次作はJTCCファミリアに決めたそうですが、スペインのマツダのディーラーへ「図面はないか」と出向いたそうです。すごい行動力です。

Javier_028 Javier_029 Javier_030  スペインではマツダは比較的有名ですが、今年の販売台数は20位だそうです。 MAZDA3が一番人気でMAZDA6やMX5も人気があるとのことです。ランティスもまだよく見かけるとのことで羨ましいですね。 展示のアクセラのフロントが一部日本仕様と異なるのが気になります。

Javier_031 Javier_032 Javier_033  シャーシや細かなパーツに取り掛かっています。テールランプはユーノス500の制作記を参考にメッシュを使ったそうです。お手軽にリアリティを増す結構お勧めの方法ですよ!

Javier_034 Javier_035 Javier_036  室内のディティールアップ工作ですが、この方は日に日に上達していくのがよく分かります。 実車の写真もいただきましたが形状はかなり正確ですよ。

Javier_037 Javier_038 Javier_039   複製しボディの塗装です。車体色は最終的に黒になりますが、ナンバーの下地色が白の為、マスキングしてから黒を塗るそうです。 気泡の残りがちょっと惜しい。
 余談ですが、先生に「フォルクスワーゲン・カルマンギア」に乗せてもらって通学しているそうです。凄いですね。

Javier_040 Javier_041 Javier_042  ベクトラにデカールが貼られました。このデカールは何度もビデオを見ながら作った彼の自作です。 レース毎に仕様が微妙に違って中々大変だったそうです。そしてこのデカールは白色部分を残して全面貼り付けです!

Javier_043 Javier_044 Javier_045  リアトレイやダッシュボードなど、内装部品も徐々に充実してきました。

Javier_046 Javier_047 Javier_048  突然ですが、彼からプレゼントが届きました!ベクトラの複製パーツや雑誌、ミニカーなどです。 ベクトラはまだ全部の部品は無いですが、完成したら送ってくれるそうです。1/24唯一のベクトラキットを作るのがとても楽しみです。 デカールは透明デカールに印刷されたものです。

Javier_049 Javier_050 Javier_051  ミニカーは日本には代理店のないスペインのGUISVALというメーカーのものです。 「スペインのメーカー製で日本車のミニカーが欲しい」という私の無茶振りに彼は応えてくれました。 そして私はユーノス500とJTCC関連の雑誌数冊をプレゼントしました。とても喜んでくれて嬉しいです。

Javier_052 Javier_053 Javier_054  こちらはスペインで販売されているMAZDA2とMAZDA3のカタログです。 デミオは海外では3ドア仕様も販売されていますよね。そしてミッションは全て5速マニュアルです!

Javier_055 Javier_056 Javier_057  アクセラはグリルやフォグ周りの造形が日本仕様とは少し違う仕様もあります。 ステアリングのスイッチは日本ではダミーになっている所も全て使用し、それでも足りずに更に追加されています。 またi-stop搭載車は無いようです。ホイールや内装色などの選択肢も日本仕様より多いです。

Javier_058 Javier_059 Javier_060  こちらはスペイン版「model cars」といった感じのミニカーの雑誌です。 最近の「model cars」のように、建機やトラック関係も沢山掲載されていました。

Javier_061 Javier_062 Javier_063  こちらは車雑誌です。おそらくMAZDA3が掲載されていたため私に送ってくれたのでしょう! 映画に出てきた車特集的な記事もありました。

Javier_064 Javier_065 Javier_066  またまたJavierさんより絵を頂きました!今度はAZ550です。とてもかっこいい!
 真ん中のミニカーは彼が子供の頃製作したものでポリストーン製です。 これはこれで味がある作りですね。彼はフルスクラッチにとても熱心で、今まで色々な製作方法をトライされています。

Javier_067 Javier_068 Javier_069  彼はミニカー、プラモデル、ガレージキットや日本の車雑誌を多数所有していますがそのごく一部をご紹介。 念を押しますが、これはスペインの方の部屋の写真です。日本のモデラーより日本人らしいラインナップですね。

Javier_070 Javier_071 Javier_072  オペルベクトラの現状です。再びドアノブの製作ににチャレンジしています。 そして以前より気になっていた気泡の処理にも取り掛かっています。 瞬間接着剤に樹脂の粉末を混ぜた所謂「瞬着パテ」を使っています。世界的に共通のテクニックなんですね(笑)

Javier_073 Javier_074 Javier_075  表面もかなり滑らかになり一気に仕上がってきました。内装も実にいい感じです。 ダッシュボードの形状などは素晴らしいですね。以前に製作したパーツも気になるところは真ん中の写真のように作り直すなどしてこだわっています。 あと残る主な工作はロールケージとデカール、塗装です。

Javier_076 Javier_077 Javier_078  彼はオペルベクトラ以外にもいくつかのJTCC参戦車の制作に着手しました。まずはESSO トヨタ コロナのクレイモデルです。

Javier_079 Javier_080 Javier_081  次に以前から制作を公言していたファミリアです。資料を求めてスペインのマツダディーラーへ出向いたりしています。 また彼は日本でファミリアJTCCの車体を保有している人を見つけたため、私に仲介役として助力を求めたのですが、所有者へ連絡はとったものの残念ながら協力して頂くことは出来ませんでした。

Javier_082 Javier_083 Javier_084  次はタミヤのキットから改造のスカイラインです。2ドアから4ドアへ改造しています。 盛大にパテを盛って制作していますが、最終的には元から4ドアであったかのように自然に仕上がっています。 右端の写真は複製したものです。

Javier_085 Javier_086 Javier_087  彼のシリコン型の製作方法の一端がお分かりいただけると思います。 右端は私のアクセラの型を参考にアレンジしたそうです。私の場合はボディを転地逆に配置したため、天面に気泡がたくさん出来ましたが、 こちらの方法では気泡は上方へ抜けてくれそうです。シリコンの使用量を減らすことも出来ますので私もいつか試してみたいと思います。

Javier_088 Javier_089 Javier_090  こちらは空気の逃げ道としてストローを使っています。この方法は初めて見ました。

Javierさん 2/2」へ続きます。



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