1/24 マツダ ロードスタータミヤ 1/24 スポーツカーシリーズNo.342■MAZDA MX-5 |
カーモデルのフルスクラッチを始めたときからいつかこの日が来ると思っていました。 遂に自作品と同じ車種のプラモデルが販売されました。タミヤ製NDロードスターです。 発売前から注目されていた最新の市販車モデルです。 自作品との作り比べ、そしてプラモデル自体久しく作っていないので、そういった意味でも楽しみなキットです。 |
何はともあれまずはボディの部品をチェック。 「流石はタミヤ」と言いたい所ですが、他社製のキットも普段ろくに作ってないので、私にはコメントすることが出来ません。 全体的にシャープな印象で、特にエッジの部分を中心に肉厚が非常に薄く出来ており、子供の頃に作っていたプラモデルのイメージからすると隔世の感があります。 |
主に内装のパーツです。 エアコンのルーバーやコントローラーが別部品のメッキパーツとなっています。 最近のキットはこんなところまで気を使っているんだなぁと感心しました。 マツダコネクトのロータリーコマンダーも一体整形ながら再現されています。 左ハンドル用の部品もセットされていて、海外仕様のMX-5も製作できるようになっています。 |
更にパーツや塗装色を変えることで、「日本・イギリス・アメリカ・ヨーロッパ」向けと、細かく作り分けることが出来るようになっています。 ドアトリム上部のボディ色部分が別パーツ化されていて塗り分けが楽になるように配慮されています。 幌やスピーカーグリルは特に質感表現的に手が加えられていませんが、実車は相当目が細かいのかな? 機会があれば確認してみたいです。 |
シャシーのパーツです。 エンジンレスですが、非常に立体感のあるパーツ構成です。 アルミフレームも再現されていて、これはエンジンを自作してベアシャシーを作る人が続出するのではないかと思います。 |
シート&ホイールです。 シートは裏打ち必須ですが、それ以外は問題なさそうですね。 |
クリアパーツです。ヘッドライトは結構小さいので私はリフレクターと一体化しましたが、キットではどう処理させれるのか興味ありました。 ちゃんと別パーツで接着代も確保されておりうまく再現されています。 リアコンビランプが塗り分けラインで部品が分割されているのに驚きました。そこまで気を使うなんて過保護では(笑) |
メッキパーツです。光物も非常に細かく部品が分割されています。至れり尽くせりですね。 |
ドライバーフィギュアです。 胸元のところでこれまた部品が分割されていて、塗装がし易くなっています。 髪はなんと三分割、左右ハンドルに合わせた下半身も用意されていて凄い気合の入れようです。 指は女性らしく華奢な造詣で、顔も均整整った繊細なモールドが施されています。 |
その他小物のパーツです。 シートベルトは質感的にどうかな?といった感じですね。 メタルインレットはマツダマークが沢山。これはもっと欲しいなぁ(笑) |
仮組みしてみました。一言で言えば気持ち悪い(笑) 前述の通り、組めば組むほどモデラーに配慮した部品分割が分かり、部品の合いも良いので「何これ!?今のプラモデルってこんな感じなの?」といった感じで怖いくらいです(笑) 丁寧に色を塗るだけで格好良いロードスターが出来そうです。 |
そしていよいよお待ちかね(?)の答え合わせです(笑) まずはフロント正面から。タミヤの方がシャープな印象を受けます。 また自作品は4コーナーや下面に向かっての絞込みが若干少なく、その点でもタミヤと比べてふっくらとした雰囲気をしています。 |
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こちらのアングルで違いが良く分かります。 ヘッドライトの上側のラインが、自作品は弧を描いているのに対し、キットはほぼストレートなので鋭い目つきになっています。 フロントを上面から見ると、キットはコーナーが大きくカットされていて、矢印の形のように前方に突き出た形になっているのに対し、 自作品は全体的に丸みを帯びた形状になっています。 |
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サイドから見ると、自作品はフロントのフェンダーあたりが若干高いみたいです。
ここも全体的なスマートさに欠けている要因かもしれません。 自作品のリアは、真ん中の凸プレスラインが高くて面の比率が少し違っています。 またフェールリッドの形状を丸で製作していましたが、楕円が正解のようです。 |
ホイールですが、自作品は肉付けが足りませんでしたね。
そして唯一勝っていたのがドリンクホルダーの有無。実車ではこれはオプション品なのかな? 以上答え合わせでしたが点数は60〜70点くらいでしょうか。 また皆さんの目でも評価してやってください。 最後に「Bluebell Hobby」さんの所でロードスター・コンベンションが開催され私も参加予定です。 ご興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。 |