トヨタ GR スープラ制作記

　ワイスピ3「TOKYO DTIFT」でVeilSideのFDを駆っていたハンは車と共に爆死したはずですが、ワイスピ9「ジェットブレイク」で復活。折角なのでGRスープラも制作し、先日作ったFDと並べたいと思います。ノーマルとの違いはカラーリングとホイールのみです。

　5/15参加の静岡ホビーショーに間に合わせたい為、FDが完成した5/8の夜から制作開始の6日間モデリングで少し大変です。まずはナンバープレート取付用の穴を伸ばしランナーで塞いでサフを吹き、ボディの塗装の準備をします。

　下地に薄茶色を吹いてオレンジで塗装します。オレンジはガイアの橙黄色とピュアオレンジで調色しました。 FDは橙黄色で塗装したので、並べたときに統一感が出るかなと思い同じ色をベースにしました。

　Exクリアーを3回ほど吹いて中研ぎ。その後更に3回ほど吹いて研ぎ出しました。研ぎ出しは最初に#3000のスポンジヤスリで表面を慣らし、その後スジボリ堂のシステムコンパウンドで磨きました。

　時短のため、同色部品はできるだけ一緒に塗装します。また見えないところの塗り分けは一部手を抜き、とにかく何とかホビーショーに間に合わせます。この時点で作業開始3日目。ホイールの交換は早々に諦め、ノーマルのままで制作することにしました。

　ヘッドライトのクリアパーツは塗り分け指示が複雑ですが、黒で塗装してから不要部分をシンナーを含ませた綿棒で拭き取りました。今回ボディの黒色部分は艶消黒のフィニッシュシートを貼ることにしました。ただ鼻先だけは複雑な曲面なので塗装しました。

　マスキングテープで黒のフィニッシュシートの型を作りました。ただいざ貼り付けてみるとボンネット側はシワがどうしても消えず、サイドもイメージと違って数度やり直すうちに諦めました。急ぎの時は慣れないことはするものではないですね。

　普通に塗装でやり直すことにします。タイムロスが辛い・・・。一部塗料が漏れましたがコンパウンドで消えました。塗装のまぁ、なんと簡単にできたことか（笑）

　一山超えましたがデカール貼りでも誤算が。なんでもデカールで再現しようって感じで、細かいデカールが沢山あります。またデカールの糊が弱いのか全然くっつかない。いちいち糊を付け足しました。ホビーショー前日の21時からやっと組み立てを開始しました。

　0時過ぎにとりあえず完成。一部やり残しがありますが、移動に車で3.5時間かかるため、危ないので徹夜はやめました。なんとか狙い通りにホビーショーでハンのFDとスープラを並べて展示することが出来ました。

　ホビーショーでのやり残しに着手します。まずはホイールの交換。実車はHREのP104SCですが、一から作るほどの思入れもないため似た形状のホイールで妥協します。メッキされていたので漂白剤で落としました。

　またリム径が合ってなかったので0.5mmのプラ板を巻いて調節しました。そして軸部の構造がメーカーで異なりそのままでは装着できないため加工します。まずはポリキャップ用のボスをリューターで除去します。

　次にホイールに穴を開け、少し細く削った2mmのプラ棒を差し込みます。この時中央にまっすぐ取り付くように、プラ板でガイドを作りました。加工したホイールをブラックで塗装し、北米仕様なのでサイドマーカーのデカールを追加して車体が完成しました。

　次にフィギュアを制作します。FDでは市販のドライバー「ハン」のガレージキットを使いましたが、ジェットブレイクで登場した時は髪型や服装が異なります。そこでガレージキットを複製して改造することにしました。

　ブルーミックスで型を作り、スチレンモノマーで粘度を落としたポリパテで複製しました。キットの髪を含めた後頭部は複製せず、ポリパテで新造しました。またポーズを変えるために前腕部をカットします。

　ジェットブレイクのポスターでハンは「柿の種」を持っているのでそのように作りたいと思います。服装もそのポスターに合わせてポリパテで修正していきます。手首はフジミのキットから流用します。

　そのままでは使えないので関節に切れ込みを入れ、接着剤で柔らかくしながら指の形を調整していきます。

　車に寄りかかっているポーズなので、おしりの部分を削り込んでからポリパテで形を整えました。

　柿の種の袋と柿の種そのものも作っていきます。手に持たせて加工が全て完了。塗装に備えてサフを吹きました。

　肌の部分を影色として艦底色で塗装し、その上から薄肌色を吹きました。更に薄く溶いたマゼンダでオーバーコートしています。実際にはそれだけでは不自然だったので、手塗りで微調整しています。

　服もマスキングしながら順次塗装。コートはセミグロスブラックで塗装し、その後コートのみマスキングして艶消しのトップコートを吹きました。柿の種は手塗りです。

　これでフィギュアが完成しました。 FDのフィギュアもそうですが、顔の塗装がいまいちなのでハンに似ていません。上手く塗れるといいのですが、リアルフィギュアは難しいです。これで車＆フィギュアともに完成です。

以上で「トヨタ GR スープラ」の制作記は完結です。お付き合いありがとうございました。