マツダ AZ550 スポーツタイプA 制作記 1/3

　「ABCトリオ」と言えばAZ550ですよね（笑）意外と作られる方がいないようです。実はユーノス500完成後、オー集に出そうと頑張ったのですが1日半ではここまでが限界でした。流石に仕上げが荒いので、修正しつつ進めますがお手軽に済ませるつもりです。もちろんB、Cも作りますよ！

　AZ550の黒の袴の部分ですが、入手した写真資料を見るとどうもホイールアーチへの掛かり具合やスリットとの位置関係から後方へ行くに従い幅広のようです。よってパテで裏打ちした後削ったり、プラ棒等を使って斜めに修正しました。

　何はなくともヘッドライトを修正しなければなりません。ヘッドライトはプラ板でベースを作りパテでボンネットとのラインを揃えました。ダクトは写真の通り切り離して無理やり位置を変更し、パテでラインを整えています。

　メーターは4連メーターでAZ-1と異なります。まずキットのメーターフードを切り離しパテで平滑にします。 4連メーターは5mmと3mmの丸棒で作りました。少し寸法が違うかもしれませんが雰囲気と手軽さ重視です。写真を忘れましたが、ハザードスイッチ等を後で追加しています。

　ヘッドライトと共に大きな特徴のホイールです。アルミホイールver.のキットの方を加工しました。スポークを切り離し、円錐ブロックにペーパーを巻き付けたもので切断部を均します。切り離したセンター部はモールドを削り、8mmプラパイプと1.2mmプラ板と共にリムへ貼り付け完成です。

　AZ-1と異なり、ウィンカーの横に大きな凹みがありますので追加工しました。グリルの縦桟も少ないようですので削り取りました。
　さてドアの吊革ですが・・・

　AZ550はL字のハンドルですので削り取り、曲げた洋白線を貼りました。
　塗装色はHITEQJASMINE様のAZ-1を参考にさせていただいています。仕上がりは真似出来ませんが（笑）　ランティスのクラシックレッドもたまたま同色で作ってましたので色揃えにも好都合です。

　ボディの赤はハーマンレッド、黒は黒＋銀の調色で塗装し、EXクリアーを吹いて研ぎ出しました。ウィンドウ周りは半艶黒＋艶消黒＋白少々で調色した艶消黒に近いグレーです。天面にはスモークを吹きました。アンテナが無いので取り付け用の穴はパテで塞ぎました。

　メーターは写真を参考にかなり適当な画像データを作り、プリンタの高品位専用紙に印刷して貼り付けました。車内は窓枠を塗ったのと同じ黒一色です。エアコンやオーディオ類のスイッチにはエナメル塗料で色差しをしました。スペアタイヤは載せませんので取り付け用の穴は塞ぎます。

　ホイールはブライトシルバーで塗装後自作デカールを貼り、艶消しクリアーを吹きました。若干形状が違ったり、ホイールキャップのディテールを省略したりしてますがそれらしく出来ているので良しとします。

　ドアミラーの形状はAZ-1と異なります。無理矢理角形状に削り込んだりプラ板を貼ったりして修正しました。

　ミラーやランプ類にはミラーフィニッシュを貼り込みました。ネームプレートは0.3mmプラ板で作りました。白で塗装後自作デカールを貼り、艶消しクリアーを吹きました。固定ボルトは汎用のエッチングパーツです。

　鍵穴の位置もAZ-1と違うため塗装前に元の鍵穴を埋め、新たな位置に穴を開けておきました。そこへ伸ばしランナーの先端にシルバーを塗ったものを裏から挿して接着しました。余分な部分は接着後切断します。

　ドアミラーの形状が違っていることが分かりましたので塗装済みでしたが修正しました。修正前はAZ-1の丸い形状の頂点部分が尖って残っていましたが、全体的に緩やかなカーブを描くように削りました。
　マフラーもアルミ線とメッキパイプで2本出しに改造しています。

　完成です！AZ-1の愛嬌のある顔も良いですが、リトラはスポーティでかっこいいですね。ホイールもスパルタンな感じで良く似合っています。 AZ550はこれからキットの改造なんかにチャレンジしたいなぁと考えている方には絶好の題材だと思います。皆さんも作られてみては？