マツダ 靭(SHINARI) 制作記 2/21/64 フルスクラッチ■SHINARI |
ドアミラーやドア下部のモールも作りました。流石にミラーは別パーツ化して複製する予定です。 一回目のサフを吹きましたが、案の定傷が沢山浮き出てきましたのでパテで埋めました。 |
サフを吹き直して原型が完成しました。 |
意識はしていませんでしたが、なんとなく1/24に比べるとディフォルメチックになった気がしないでもありません。 小スケールですから、多少抑揚が付いたほうが見栄えもするので結果オーライとしましょう。 |
シリコン型を作ります。最近はフロントから天面にかけての面が下側になるように、型内で原型を斜めに配置することが多いです。 |
脱泡機等の機材を使わないので気泡はどうしても発生してしまいます。 当然レジンが固まるまでの間に気泡は上方へ移動しますので、綺麗にしたい面を出来るだけ下側に配置するわけです。 また図の赤色の部分は空気の逃げ道がないとレジンが充填されません。 |
ハンドル周りは入り組んだ形状なので気泡が残り易いですが、前述のように空気の逃げ道がつけ辛い場所です。 そんな時は、注型前に気泡が残りやすい場所に予めレジンを塗っておくと、気泡残りを軽減させることが出来ます。 |
フロントは下向きなので何も手を加えなくても比較的綺麗に抜けます。
逆にリア側は予めレジンを塗っておいても気泡が残り易いですが、完璧には無理ですので割りきりが必要です。 これで複製パーツが出来ました。 |
オー集への展示として、1/24と1/64共に未完では華が無いなと思い、急遽前日の16日朝から作業再開です。 子供の頃に作ったボロボロのバキュームフォーマーでウィンドウを製作します。 材料は0.2mmの塩ビ板です。何度も失敗し、良品は3回に1回程しか取れません。 今回材料は「はざい屋」さんで購入しましたが、今までより熱で穴が開きやすい感じがしました。 お勧めの材料があれば教えてください。 |
原型のピラー部の凹みには穴を開けて空気を吸い込み易くしましたが、それでもうまく絞りきることが出来なかったので、ピラーの裏側を削ってフィッティングさせました。 |
天井のフレームやBピラーは塗装で再現します。ウィンドウパーツの裏側にマスキングテープを貼り、まずはブラックを吹きました。その後内装色としてマホガニーを吹き重ねます。 |
マスキングテープを剥がした後、リアウィンドウのみ再度マスキングをしてスモークを吹きました。 |
内装の塗装です。まず内装全体にベースホワイトを吹きます。 次にシートにマスキングテープを貼り、今度はマホガニーを吹きます。 因みに内装色は、手持ちの塗料の中で雰囲気が近そうなものとしてマホガニーを選びました。 |
次にメーターフード周りを残してマスキングし、タイヤブラック+艶消しブラックを吹きます。 全てのマスキングテープを剥がした後、ミスした所をタッチアップ。エナメルのシルバーによる色刺しと、艶消しブラックの墨入れで内装の完成です。 超いい加減な塗り分けですが、元々ミニカー的なものを作ろうとしていたのでこれで十分です。ホイールは更に手を抜き、印刷した紙を貼り付けるだけです。 |
ボディの塗装です。ブルーメタの方は、以前に1/24で作った色々混ぜた塗料に少し手を加えた色です。中々イメージ通りの色になってくれません。 ホワイトパールの方は、下地にベースホワイトを吹き、その上からパールホワイトのスプレーを吹きました。あとはEXクリアーを塗り重ね、生乾きでもお構いなしに少しだけ磨いておきました。 |
ボディの細部をエナメル塗料で筆塗りし、ALPSのプリンターで製作したエンブレムのデカールを貼って完成です。 オー集当日の朝4時まで掛かりましたが、何とか体裁を繕うことができました。 |
オー集終了後、慌てて塗装したボディはシンナー風呂に浸けて再塗装しました。 シャシーとウィンドウは面倒なのでそのままです。ブルーメタは少しブラックを足し、僅かにトーンを落としました。 前回は細部をエナメルの筆塗りで塗装しましたが、今回はマスキングしてエアブラシで塗ることにしました。 |
セミグロスブラックで塗装後、フロントグリルとカウルトップをマスキングし、メッキシルバー(旧)を塗りました。 旧メッキシルバーは廃番になった時備蓄したので沢山残っているんですよね(笑) ライト部はフワッと塗料を乗せる感じで、あまり奥までシルバーの塗料が回り込まないようにしました。 最後に自作のエンブレムデカールを貼り、本当にこれで完成です。 |