愛車を作ろう!Full Scratch Modelling Cars

Javierさん 2/2


Javier_091 Javier_092 Javier_093  複製したパーツに塗装が施されました。まだ試し塗りのため、もう一度作り直す予定だそうです。 納得いくまで何度でも作り直すのが彼のスタイルです。

Javier_094 Javier_095 Javier_096  ボディについてはもうガレージキット並みに部品の精度が上がってきました。 インパネの塗装も完了です。右端の写真はバキュームフォーム用の型です。

Javier_097 Javier_098 Javier_099  デカールは品質を向上させるため、印刷屋に製作を頼んだそうです。 ですが左端の写真のように色が大きく変化してしまい、色合わせのためのデータ修正に苦労したそうです。 苦労した甲斐あって、赤色のストライプなどとても発色の良いデカールとなりました。

Javier_100 Javier_101 Javier_102  そしてついに完成です!! 初めてメールを頂いたときには既に製作に着手していましたので、製作期間が1年以上に及ぶ想いの詰まったすばらしい大作です。 ご覧のとおりプラキットと並べても遜色ありません。彼は確かまだ19才ですので、将来スペインで名のあるモデラーになるのは間違いないでしょう。
 完成おめでとう!そしてお疲れ様でした。

Javier_103 Javier_104 Javier_105  先日紹介したベクトラですが、なんとそれを頂いてしまいました! 初フルスクラッチ品を頂くとはなんだか悪い気もしますがそれ以上に光栄です。 私もEUNOS500を贈りましたが、互いのベストキットを贈ることで刺激し合い、これからもお互いに切磋琢磨したいと思います。
 「SPECIALLY FOR KATSU」。全ての部品に想いを込めた正にスペシャルな作品。大事にしたいと思います。

Javier_106 Javier_107 Javier_108  ところで彼から、ホワイト&メタリックのデカールやエッチングパーツの製作環境が無いため、 エンブレムと窓のネームは自力で何とかしてくださいとのことでしたので手を加えることにしました。 「制作記番外編」です。
 私もエッチングパーツは作れませんが、エンブレムはデカールではなく立体で作ることにしました。 パイプ状に加工した丸棒と、0.4×1mmのプラ材を用意します。

Javier_109 Javier_110 Javier_111  0.4mmプラ材は斜めにカットした後貼り合わせ稲妻形状にします。パイプにはプラ板に接着後スリットを入れます。 これらを結合してからペーパーで削って面一にします。写真はありませんが、周りに0.5mmのプラ板を配してから当て木をしたペーパーで削ると 簡単に均一な0.5mmの高さに削ることが出来ます。

Javier_112 Javier_113 Javier_114  次に速硬化性のシリコンゴム「ブルーミックス」を用意します。粘土状の基材と触媒を混ぜて使いますが、作業時間は約1分45秒、硬化時間は約30分と硬化時間が短いです。 練り合わせた感触は非常にやわらかく、原型に良く馴染みそうです。

Javier_115 Javier_116 Javier_117  実際は10分くらいで十分に硬化した感じでしたが、一応説明書通り30分待ちました。硬化後は普通のシリコンゴムより固めの感じです。 離型してみましたがうまくいきました(本当は一度空気が入り失敗してます)。出来た型に光硬化パテを盛ります。

Javier_118 Javier_119 Javier_120  パテを硬化させる前に型から溢れたパテをデザインナイフでかき取ります。 硬化後取り出してみると、うまく複製できています。

Javier_121 Javier_122 Javier_123  エンブレムはブラックで塗装後アルティメイトミラークロームで上塗りしました。

Javier_124 Javier_125 Javier_126  本体の方は少し削って平滑にしてからフラットブラックを塗り、そこへ先ほどのエンブレムを接着しました。 立体栄えしていい感じです。デカールにしなくて正解でした。

Javier_127 Javier_128 Javier_129  ドライバーネームはMD-5500で自作しました。

 この作品は少し荒いところもありますが、それをものともしないスタイルの良さとカラーリングがとにかく素敵です。 完成写真を掲載しましたのでじっくりとご覧ください。


Javierさん 1/2    HOMEに戻る    モデラー紹介に戻る